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⑦なぜ良い人材が採用できないのか

よく企業の経営者様や採用担当の方から、「良い人材がなかなか採用できない。」、「雇ってみたら全然期待通りの仕事をしてくれない、辞めさせたい。」反対に「新入社員がすぐに辞めてしまう。」といった相談を受けます。まさに会社と新入社員との間にミスマッチが生じている訳で、会社もそのことは問題として認識しています。しかし、そうは言いながらも、同じことを繰り返している実態も多いのです。一体なぜでしょうか。

そもそもこのご時世、採用自体が難しい

人手不足のこのご時世、中小企業には採用自体の難しさがあることは、重々承知していますし、せっかく来た応募者を逃したくない気持ちも分かります。

しかし、せっかく採用した人が、いくら指導してもミスばかりで一向に直らない、注意をすると反抗的な態度ばかりとる、「この仕事に向いていないんじゃない?」と話したら、不当解雇だと騒がれて何か月分もの和解金を支払わされたなどということになれば、かえって高くついてしまいます。新入社員の採用や指導には、手間もお金もかかります。戦力になってくれるまで仕事を教える現場の労力もばかになりません。

もちろん、なにをもって良い人材とするかにも因りますが、数撃ちゃ当たる方式で「何か月も我慢して指導したのにやっぱり駄目だった。」「こんなことなら雇わなければ良かった。」を繰り返すよりも、一発必中で本当に会社が必要とする人材を募集・採用選考の段階できちんと選定した方が、結局は効率的で掛かる費用も安く済むはずです。

採用面接で何を訊き、何を伝えるのか

人事採用には、ある程度マニュアルがあります。『人材採用支援、求人票作成のご案内』の項で少しご紹介していますので、よろしければご参照ください。しかし、今回は採用についてのテクニカルな話ではありません。

会社、新入社員双方のミスマッチ、つまり思っていたこととのギャップの原因は、細かく分析すればいくつもありますが、お話を聴くと、そもそも採用面接で『伝えるべきことを伝えていない』、『訊くべきことを訊いていない』というケースが非常に多いと感じます。つまり、仕事をして欲しくて人を雇うのに、どんな仕事をしてもらうのかを伝えていないのです。会社も新入社員もお互いに、勝手な思い込み(希望的観測)とイメージだけで入社まで至っている場合が多いという訳です。

 

採用はよくお見合いに喩えられます

採用面接は、よくお見合いに喩えられます。プロフィールと見た目の雰囲気、趣味の話だけで、良く知らない相手と結婚するでしょうか。

社長様にはお客様への接し方、働き方の理念がおありと思います。社員にこうあって欲しいという理想があるはずです。社員にこういう考え方、こういうスタンスで働いて欲しい(あなたはこの方針に従えますか)という、社長様のその経営方針をきちんと面接の段階で伝えていますでしょうか。特に中小企業の場合、中途採用が多いと思いますが、それは業務量が増えたための増員ですか、それとも欠員が出た代わりの補充ですか。それならば、差し当たってやってもらいたい仕事が何なのかは、明確なはずです。それをきちんと応募者に伝えていますでしょうか。

中途採用なら尚更です

中小企業の採用は、中途採用であることが多いですが、中途で採用するということは、会社に採用の目的(やってもらいたい仕事)があるはずです。

例えばAさんが辞めたので代わりにBさんを採用しようとするならば、Aさんはこのような業務をしていた、あなたにそれをやってもらいたい、そのためには初めどのような業務に就き、どのようなことを覚えてもらい、何か月後にはここまで出来るようになって欲しい、といった業務計画をきちんと面接で伝えるのです。そうすればBさんは仕事の内容が具体的にイメージ出来ます。その上で、働きたい、熟せる、できると思えば入社を希望するでしょうし、嫌だ、無理だと思えば辞退するでしょう。

「仕事の話ばかりして、辞退されては困る」と思うかも知れませんが、雇ってから結局は合わずに退職されるよりもずっとマシです。

採用面接はとても大事な機会です

面接はとても大事な機会であり貴重な時間です。今まで何をやってきたのかといった実績はもちろん、会社は何をやってもらいたいのか、応募者は何かできるのかなど、伝えるべき項目、確認すべき項目は盛りだくさんです。仕事のスタンスも訊いて、会社の理念と合うかどうかも確認する必要があります。1回で終わらなければ複数回行ってもいいくらいです。実際に大企業での採用面接は、ほぼ間違いなく複数回行われています。

休みの日に何をしているかだとか、誰を尊敬しているだとか、どんなスポーツをやってきたかだとか、あまり意味のない質問をして時間を浪費している場合ではありません。結局のところミスマッチの要因は、会社側からすれば、履歴書だけ見て勝手にできると思い込んで、「できると思って雇ったのに全然できないじゃないか」であり、社員の側からすれば、「思っていた仕事と全然違う」、「こんなことやらされるなんて聞いていない」なのです。

良い人材を、初めから能力が高く、仕事覚えも早く、あまりこちらから教えなくでも周りの仕事をみて自分で学んでいってくれる人材、指示がなくても自ら率先してやるべきことを見つけて行動してくれる人材とするならば、それは給与を大企業にも負けない金額に設定するしかありません。しかし、少なくとも会社がやって欲しい仕事を試行錯誤しながらもこなしてくれる人、そして長く定着してくれる人を良い人材とするならば、面接を上手く使って、初めから行う(行わせる)業務の具体的イメージを共有しておくことが大切です。そうすることができれば、採用のミスマッチは大幅に減らせるのではないでしょうか。

なぜ新入社員が辞めていくのか

実際に会社をすぐに辞めた新入社員にアンケートを取ってみると、結局のところ辞めた理由には
①「入社前と入社後で働いている(業務や働き方の)イメージが違った」
②「入社しても組織から歓迎されていないと感じた」
③「業務に対する指導がなく放置されていた」
というのが非常に多いのです。特に新入社員研修などが充実していない中小企業では、②と③の傾向が顕著です。

今回は、①のお話をさせていただきました。②、③については、また別の機会に。
 

  人事採用の基本マニュアル  できました

ご要望の多かった『人事採用の基本マニュアル』できました。採用が難しい今だからこそ、改めて確認しておきたい人材採用のポイントについてまとめました。

ご希望の方には無料で配布させて頂きますので、お問合せフォームよりご依頼ください。PDFにてご返信いたします。

 

いかがでしょうか。
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